松井証券の評判は?手数料・メリット・デメリットを徹底解説【2025年最新版】
ネット証券選びで迷っている方の中には、老舗証券会社である松井証券が気になっている方も多いのではないでしょうか。松井証券は創業100年を超える歴史を持ちながら、いち早くネット取引に参入した革新的な証券会社として知られています。
この記事では、松井証券の手数料体系、サービスの特徴、実際の利用者の評判まで、投資初心者にもわかりやすく詳しく解説します。他の主要ネット証券との比較も交えながら、松井証券があなたに最適かどうか判断できる情報をお届けします。
松井証券とは?会社概要と特徴
松井証券は1918年創業の老舗証券会社で、日本で最初にインターネット取引を導入した証券会社として有名です。2024年現在で140万口座を超える顧客基盤を持ち、特に投資初心者向けのサポートが充実していることで評価されています。
同社の最大の特徴は「顧客第一主義」を掲げ、手数料の安さだけでなく、投資家教育やサポート体制に力を入れている点です。また、25歳以下の株式取引手数料が無料という他社にはないユニークなサービスも提供しています。
主要な取扱商品は国内株式、米国株式、投資信託、ETF、REIT、IPO、PO、立会外分売、信用取引、先物・オプション取引、FX、ロボアドバイザーなど多岐にわたります。
松井証券の手数料を他社と徹底比較
国内株式の手数料体系
松井証券の国内株式取引手数料は1日定額制を採用しており、業界最安水準となっています。
1日の約定代金合計による手数料
- 50万円まで:0円
- 100万円まで:1,100円
- 200万円まで:2,200円
- 100万円増加ごとに:1,100円ずつ加算
特に注目すべきは、1日50万円まで手数料が完全無料という点です。これは主要ネット証券の中でも最も優遇された条件の一つで、少額投資を中心とする投資家には大きなメリットです。
25歳以下限定の特別優遇 25歳以下の方は約定代金に関係なく、株式取引手数料が完全無料となります。これは他の証券会社にはない松井証券独自のサービスで、若年層の投資促進に力を入れている証左です。
投資信託の手数料
松井証券では1,600本以上の投資信託を取り扱っており、その多くが購入時手数料無料(ノーロード)となっています。特に人気の高いeMAXIS Slimシリーズや楽天・全世界株式インデックスファンドなど、低コストで運用できる商品が豊富に揃っています。
投資信託の保有中に受け取れる信託報酬の一部還元サービス「投信毎月ポイント・現金還元サービス」も提供しており、最大1%のポイント還元を受けることができます。この投信残高ポイントサービスにより、長期保有による恩恵を受けることができます。
信用取引の手数料
信用取引においても松井証券は競争力のある手数料体系を提供しています。
信用取引手数料(1日定額制)
- 50万円まで:0円
- 100万円まで:1,100円
- 200万円まで:2,200円
また、一日信用取引では手数料が完全無料となっており、デイトレードを行う投資家にとって非常に魅力的な条件です。
米国株式の手数料
松井証券では米国株式の取引も可能で、手数料は約定代金の0.495%(最低手数料0ドル、上限手数料22ドル)となっています。これは業界最安水準の手数料で、米国株投資を検討している方にとって魅力的な条件です。
松井証券の8つのメリット
1. 50万円まで手数料完全無料
松井証券最大の魅力は、1日の約定代金が50万円まで手数料が完全無料という点です。投資初心者や少額投資を中心とする方にとって、この手数料体系は非常に有利です。月に数回程度の取引であれば、手数料負担をほぼゼロに抑えることができます。
2. 25歳以下は取引手数料が完全無料
25歳以下の方は約定代金に関係なく株式取引手数料が無料となります。この制度により、若い世代が投資を始めやすい環境が整っており、将来の資産形成を早期からスタートできます。
3. 充実した投資情報サービス
松井証券では無料で利用できる投資情報サービスが非常に充実しています。QUICKリサーチネット、株式新聞、会社四季報などの情報を無料で閲覧でき、投資判断に必要な情報を幅広く入手できます。
特に「株の取引相談室」では、投資に関する疑問を専門スタッフに相談できるサービスを提供しており、投資初心者にとって心強いサポートとなっています。
4. ロボアドバイザー「投信工房」
松井証券オリジナルのロボアドバイザー「投信工房」は、8つの質問に答えるだけで最適なポートフォリオを提案してくれます。運用手数料は年率0.34%と業界最安水準で、投資初心者でも簡単に分散投資を始められます。
5. つみたてNISAの商品が豊富
つみたてNISA対象商品を170本以上取り扱っており、100円から積立投資が可能です。また、積立頻度も毎月だけでなく毎週積立も選択でき、より細かな分散効果を期待できます。
6. IPOの完全平等抽選
松井証券のIPO抽選は完全平等抽選を採用しており、口座残高や取引実績に関係なく、すべての申込者に平等な当選機会があります。これにより、資金力に関係なくIPO投資にチャレンジできます。
7. 投信残高ポイントサービスで最大1%還元
松井証券では投資信託の保有残高に応じて、最大1%のポイントまたは現金還元を受けられる「投信毎月ポイント・現金還元サービス」を提供しています。保有している投資信託の残高に応じて自動的にポイントが貯まるため、長期投資によるメリットを実感できます。貯まったポイントは投資信託の購入代金に充当することも可能で、複利効果を期待できます。
8. 米国株式の取扱いを開始
2021年より米国株式の取扱いを開始し、業界最安水準の手数料で米国の主要企業への投資が可能になりました。Apple、Microsoft、Amazon、Googleなどの人気銘柄に加え、ETFの取扱いも豊富で、海外分散投資の選択肢が広がりました。
9. 老舗ならではの安心感
PC向けの「ネットストック・ハイスピード」、スマホアプリの「株touch」など、高機能な取引ツールを無料で利用できます。リアルタイムの株価情報、豊富なテクニカル指標、アラート機能など、本格的な取引に必要な機能が揃っています。
8. 老舗ならではの安心感
創業100年を超える歴史と実績があり、金融庁の監督下で運営されている安心感があります。また、投資者保護基金に加入しており、万が一の場合でも1,000万円まで保護されます。

松井証券のデメリット・注意点
1. 外国株式の取扱いが限定的
松井証券では米国株式の取扱いは開始されましたが、ヨーロッパ株式やアジア株式(中国株など)の取扱いはまだありません。より幅広い国際分散投資を考えている方は、他の証券会社との併用を検討する必要があります。
2. 大口取引では手数料が割高
1日50万円を超える取引では手数料が発生し、大口取引を頻繁に行う場合は他社と比較して手数料負担が大きくなる可能性があります。特に数百万円規模の取引を行う投資家には、他社の方が有利な場合があります。
3. 投資信託の取扱本数が限定的
投資信託の取扱本数は1,600本程度と、他の主要ネット証券と比較すると少なめです。特に海外の個別ファンドなど、マニアックな商品を求める場合は選択肢が限られます。
4. ポイントサービスが限定的
投信残高ポイントサービスはありますが、株式取引に対するポイント還元などの包括的なポイントサービスは他社ほど充実していません。日常的にポイ活を重視し、様々な取引でポイントを貯めたい方には、この点はデメリットとなるでしょう。
5. FXのスプレッドが広め
FX取引においては、主要通貨ペアのスプレッドが他社と比較してやや広めに設定されています。FX取引をメインに考えている方は、専業FX業者の方が有利な場合があります。
松井証券の評判・口コミ
良い評判
「50万円まで手数料無料は本当に助かる。投資を始めたばかりで少額取引が中心なので、コストを気にせず投資できる」(20代会社員)
「サポートが丁寧で、投資の相談にも親身に答えてもらえる。初心者には本当に心強い」(30代主婦)
「投信工房が便利。自分で商品を選ぶのは難しいけど、おまかせで運用してもらえるので安心」(40代会社員)
「IPOの抽選が完全平等なのが良い。他社では当選しにくいけど、松井証券では公平にチャンスがある」(50代自営業)
「投信毎月ポイント・現金還元サービスで毎月ポイントがもらえるのが嬉しい。長期投資のモチベーションになる」(40代会社員)
悪い評判
「米国株も取引できるようになって便利。手数料も安いので気軽に投資できる」(30代会社員)
「大きな金額で取引すると手数料が高くなる。もう少し柔軟な料金体系があれば良いのに」(50代投資家)
「中国株やヨーロッパ株も取引できれば完璧なのに。米国株だけじゃ物足りない」(40代投資家)
「投資信託の種類がもう少し多ければ良い。欲しいファンドが見つからないことがある」(50代会社員)
「ポイントサービスがもう少し充実していれば良いのに。投資信託以外でもポイントが貯まると嬉しい」(20代会社員)
松井証券はこんな人におすすめ
松井証券は以下のような方に特におすすめです:
投資初心者の方:充実したサポート体制、豊富な投資情報、手数料の安さなど、初心者が安心して投資を始められる環境が整っています。
少額投資中心の方:1日50万円まで手数料無料なので、少額投資を中心とする方にとって非常にコストパフォーマンスが良い証券会社です。
25歳以下の若年投資家:株式取引手数料が完全無料という他社にはない特典があり、若年層の資産形成に最適です。
国内・米国投資中心の方:米国株式の取扱いも開始されたため、日本と米国の主要市場への投資を中心に考えている方には十分な選択肢があります。
投資について学びたい方:投資情報サービスが充実しており、コールセンターでの相談も可能なため、投資スキルを向上させたい方に適しています。
IPO投資に興味がある方:完全平等抽選により、資金力に関係なく公平にIPO投資にチャレンジできます。
松井証券の口座開設方法
松井証券の口座開設は以下の手順で行えます:
- 松井証券公式サイトから「口座開設」をクリック
- 必要情報を入力(氏名、住所、職業、投資経験など)
- 本人確認書類をアップロードまたは郵送
- NISA口座やiDeCoの申込み(希望者のみ)
- 審査完了後、ログイン情報が郵送で届く
口座開設は無料で、通常1〜2週間程度で完了します。オンラインで本人確認書類を提出すれば、手続きが早く進みます。
松井証券で投資を始める際のポイント
松井証券で投資を始める際は、以下のポイントを押さえておきましょう:
手数料無料枠の活用:1日50万円までは手数料無料なので、この枠内で効率的に取引することでコストを最小限に抑えられます。
投資情報の活用:無料で利用できる豊富な投資情報を活用して、銘柄選択の精度を高めましょう。
サポートサービスの利用:投資で疑問が生じたら、遠慮なく「株の取引相談室」を利用しましょう。専門スタッフが丁寧にサポートしてくれます。
つみたてNISAの活用:長期的な資産形成を考えているなら、つみたてNISAを活用して税制優遇を受けながら投資しましょう。
投信工房の検討:投資信託選びに迷ったら、ロボアドバイザー「投信工房」を利用して、プロが提案するポートフォリオでの運用を検討してみてください。
松井証券と他社の比較
松井証券を他の主要ネット証券と比較すると、以下のような特徴があります:
楽天証券との比較:楽天証券はポイントサービスや外国株式の取扱いで優位ですが、松井証券は手数料無料枠が広く、サポート体制が充実しています。
SBI証券との比較:SBI証券は商品の種類や外国株式で優位ですが、松井証券は手数料体系がシンプルで分かりやすく、初心者向けサポートが手厚いです。
マネックス証券との比較:マネックス証券は中国株も含めた外国株式の取扱いが豊富ですが、松井証券は国内株式の手数料の安さと、25歳以下無料という独自性があります。米国株式については両社とも競争力のある手数料を提供しています。
まとめ:松井証券は投資初心者と少額投資家におすすめ
松井証券は100年を超える歴史と実績を持つ老舗証券会社でありながら、革新的なサービスと手数料体系で投資家のニーズに応えています。特に1日50万円まで手数料無料、25歳以下完全無料という条件は他社にはない大きな魅力です。
外国株式の取扱いがないなどのデメリットもありますが、国内投資を中心とする投資初心者や少額投資家にとっては、非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。充実したサポート体制と豊富な投資情報サービスにより、安心して投資を始めることができます。
投資を始めるなら、まずは手数料無料枠を活用して少額から始めてみることをおすすめします。松井証券なら1日50万円まで手数料を気にせず投資できるので、コストを抑えながら投資経験を積むことができます。
あなたの投資スタイルや目標に合わせて、松井証券が最適な選択肢かどうか検討してみてください。口座開設は無料なので、まずは口座を開設して実際のサービスを体験してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

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